わたしの わ

「話」「輪」「和」・・・。たった1文字の「わ」にいろんなすてきな意味がある。旅の話、人の輪、話して広がる和。私にまつわる「わ」を集めてみます。

「開いてるやつ」と「閉じてるやつ」、「飼い慣らされるやつ」

前に、

もうだいぶ昔になっちゃうんだろうけど、

キムタクが出てるCMで、

「開いてるやつ」と「閉じてるやつ」っていうのがあったけど、

時々・・ていうかわりによくそのことを考えたりする。

 

それが一体なんのCMで、どんな展開だったかもよく覚えてないけど、

そのフレーズが語られた背景とかもはや関係なく、

わたしの中でちゃんと意味を持ち、ひとつの思考として根付いちゃったんだろうな。

 

「開いてるやつ」と「閉じてるやつ」

 

これらがちゃんと意味をなしたのはわたしが「旅人」をしたからだと思ってる。

 

初ワーホリでニュージーにいた頃、

ワーホリ期間の1年のうち後半4か月は、

WWOOF

World Wide Opportunities on Organic Farmsっていって、無農薬とか、人間と動物の共生とか、環境に配慮した農場を営む人たちのところに住まわせてもらう代わりにお手伝いをして、有機農場についての知識を深められるっていう会員制プログラム。・・正直、全部が全部有機農場ではないんだけども。。くわしく知りたい人はコチラをどうぞ→WWOOF ジャパン ・・いやいやNZのが気になるよって人はコチラ→WWOOF NZ

とか、

バックパッカーズ(日本で言うゲストハウス)を渡り歩いたり、

時にはフリアコ(働く代わりに宿代タダってやつ)をしたりして、

南島をぐるっと回っるてことをしてました。

 

滞在期間を「長く」というより、

経験できることを「多く」という方に重点をおいていたため、

それぞれの所で長くいても2、3週間で街から町へ、町から都市へという感じで移動を繰り返していたあの頃。

 

WWOOFでお世話になった人たちはみんなステキな人たちで、

とってもあったかい日々を過ごしてたっけ。

 

それが、お願いしてた期間が終われば、

気の向くまま、新しい土地を訪れて旅を続けていくわけで、

そうなるとふと急に寂しくなる瞬間があった。

今までホストファミリーたちがいたのに急に1人旅になるんだから当たり前だよね。

 

わりと大きめの都市にでてくるとそう感じることが多くて、

そういう時はいつも、

 

こんなに人がいるのに、

こんなにたくさんの人が道を歩いてるのに、

わたしはこの中の誰ひとりとして知らないんだ・・

 

って、驚きもありつつガッカリのようなそんな不思議な感情を抱いてた。

 

でもそのおかげか、新たな滞在先で他の旅人たちに出会えると、

会話が始められること自体にありがたみがでてくるし、

ましてや名前で呼び合って話ができるなんて、

なんてすごいことなんだ!って思えてきたりして。

 

そんな経験から、

人との出会いってすごいんだなーってすごく思うようになった。

 

 

サン=テグジュペリの「星の王子さま」はもう何度読み返したかわからないほどお気に入りの本。

物語の後半で、1匹のきつねが出てきて、

「飼いならす」なんてのがでてくるけど、

今ならそれがわかる。・・っていうかその意味がわかる気がするから何度もその本を読むのだけど。

 

日本だけで見たって1億何千万人って人がいて、

世界には70億人あまりの人がいて、

その中で、

出会って、名前が知れて、しかも運良くその人の好きなものまで知れたりするって

すごいことだよね、って。

他の人たちと区別のつかない人じゃなくなるってすごいよね、って。

 

だから、過剰なほどに意識してでも、

ご縁は大切にしたいって思うようになった。

 

だからわたしは「開いてるやつ」でいようって決めたんだ。

 

ここでいう「開いてる」って言うのは、

単純に「心を開いていて受け入れ態勢がある」ってことでなく、

「相手のことをもっと知りたい」って言う好奇心とか、

誰かのいいものを掴みとろうとするアンテナがビンビンに立ってる状態

ってかパラボラアンテナ全開!みたいなことだとわたしは信じてる。

 

とはいえ、だれにもかれにもオープンに行こうとはいかず・・

残念ながら相性ってのもあるし、

どうしても1人でいたい時だってある。

こっちばっかりが全開で行き過ぎて相手が鬱陶しく思っちゃうことだってあるわけだし。

それでも、

心の根底の部分で、人と出会えるありがたみがわかってたら、

堂々と「開いてるやつ」であり、「飼い慣らされるやつ」なんだと思う。

 

出会いは大事大事。

知り合えるってすごい。

 

また読みたくなってきたな。

きっと読んだことがある人の方が多いんだろうけど、

「旅人」ならわかる本。もう一度ぜひぜひ・・。

星の王子さま (新潮文庫)

星の王子さま (新潮文庫)