わたしの わ

「話」「輪」「和」・・・。たった1文字の「わ」にいろんなすてきな意味がある。旅の話、人の輪、話して広がる和。私にまつわる「わ」を集めてみます。

モノか空間か

 

もう少し「時間」の話を。

 

ゲストハウスで働いているという話をしたけども、

今まで、

フリアコ(働く代わりにお宿代がタダになる住み込みってやつ)だったり、

ちょっとしたお小遣いをもらいながらだったり、

がっつり稼ぎながらだったり、

国内外の経験全部合わせると、

なんだかんだで今働いてるところが8件目だったりします。

 

期間もいろいろバラバラで、たった2週間のところや4ヶ月、半年などなどいろんなかたちで働いてきました。

 

その中の一つ、

東京のゲストハウスで フリアコ+たまにアルバイト でちょっぴりお金を稼ぎながら働いていたことがあるのですが、

そこは空間作りがすごくステキなゲストハウスで、

そこの受付にいると欧米系とアジア系の人の時間の流れがはっきりくっきり対比されて見えてきたのを思い出します。

 

朝、7時か8時にはもう起きだして、なにやらアクティブに動きだすアジア系の人々。

8時オープンの受付の準備をすすめるわたしの脇をささっと通り過ぎ、どこかへ出かけていきます。

あたりがすっかり暗くなってきた頃、戻ってきた彼らの両手には家電量販店の大きな紙袋や有名店のお土産袋。

あー、そう、買い物にいってきたのね、ていう。

ヘタすると、受付のオープン時間前に出かけていって、受付時間のあとに帰ってくるような人たちもいて、一切あいさつすらなくさよならするゲストもいるくらい。

 

それに対して、

のんびり10時過ぎとかに起きてくる欧米人たち。

カフェ/バー付きのゲストハウスだったから、

ひとまずラテなんかを頼んで、ガイドブックを開く。

オーナーと目があったのをきかっけに「この辺のオススメある?」なんて会話を始め、

気がつけばもうすぐお昼な時間で、そろそろ行こっかなーなんてやっと出かけていく。

そんな彼らは、それなりにあたりが暗くなってきたくらいに帰ってきて、バーでビールをオーダーすると「オススメの場所よかったよー」なんて報告会を始めたりする。のんびりと夜を過ごしていくんだよね。

 

こうもはっきりわかれるんだ、て

すごくおもしろいなぁって思ったのを覚えている。

 

どっちがいい、悪いじゃなくて、

そういう「スタイル」ってあるよなーって、

すごくすごく感じた。っていうか意識させられた。

 

今のゲストハウスでもそうなんだけど、

近くのアウトレットモールへの行き方を聞いてくるのは大抵シンガポールやマレーシア、中国、台湾のゲストたち。

ハイキングコース教えてー、ってくるのは、フランス、イギリス、アメリカ、オーストラリアのみなさまです。

 

もちろん、みんながみんなアジア系だからこう、とか、欧米の人だからこうってなるわけじゃないけど、

結構な確率でこの分類に当てはまる。

 

ゲストハウスに泊まりに来る人のほとんどは「旅行」「観光」「旅」で日本に来ているわけだけど、時間の味わい方の違いってこんなにでるんだなって思うんですよね。

 

その、大好きな東京のゲストハウスのオーナーが言った言葉ですごく印象に残ってるのがある。

「アジアの人たちってどっちかっていうとモノにお金をかけるんだけど、欧米系の人は空間にお金を払うんだよね」

 

空間にお金を払う

 

時間を味わうってことなんだろうなぁって、今思う。

 

ゲストハウスっていわゆる「安宿」って分類で、

宿代を浮かす代わりに、他にお金にかけようって考え方に結びつくことがある。

 

浮いたお金、

モノに使うか。空間につかうか。

 

 

わたしは空間につかえるような人になりたいかな。